福岡県中間市の双葉保育園で昨年7月、倉掛冬生ちゃん=当時(5)=を送迎バスに置き去りにし熱中症で死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた当時の園長浦上陽子被告(45)に、福岡地裁(冨田敦史裁判長)は8日、禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。

 初公判で浦上被告は起訴内容を認めた。検察側は論告で「注意義務は初歩的で常識的。過失程度は重大」と指摘。浦上被告の弁護側は、保護者の要求に応えたい気持ちが事件の遠因になったなどと主張していた。

 9月には、静岡県牧之原市で認定こども園のバスで女児(3)が死亡し、静岡県警が捜査している。

共同通信
2022/11/08 10:11 (JST)
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