ソフトバンクグループ(SBG)は11日午後、2022年4~9月期決算説明会を開いた。冒頭にあいさつした孫正義会長兼社長は「今後は(傘下の英半導体設計大手)アームの爆発的な成長を達成することだけに没頭する」と語った。日常業務の権限は後藤芳光・最高財務責任者(CFO)などの幹部に委譲する方針も明らかにした。


これまで決算説明会は孫氏が決算や戦略について30分以上にわたり説明するのが通例だった。記者からの質疑応答にも孫氏が応じていたが、今回からは後藤氏が中心となり、決算のプレゼンなどを担当した。

孫氏は「本日のあいさつをもって、当面の間は(決算の場で発言するのは)最後になる」と明かした。株主総会などには引き続き出席するという。その上で「現在の経営環境は守りを固める時期で後藤くんを中心にやってもらう。私は攻めの男だから、アームの成長に貢献するため、アームの事業計画の深いところに集中していく」と強調した。

日本経済新聞 2022年11月11日 17:26 (2022年11月11日 17:34更新)
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