Published
2022/11/14 21:56 (JST)
Updated
2022/11/14 22:09 (JST)

 山口県は、貴賓車としてトヨタ自動車の最高級セダン「センチュリー」を2090万円で購入したことを「財務会計上の違法行為」と断じた2日の山口地裁判決を不服として控訴する方針を決めた。県は15日に控訴状を地裁に提出する。関係者が14日、明らかにした。

 元県職員松林俊治さん(75)が提訴し、判決は購入費全額の賠償を村岡嗣政知事に請求するよう県に命じていた。

 判決は、山口県の2020年度当初の財源不足見込み額が276億円に上る中、価格が安い他の車種の購入について県が全く検討せずに、20年にセンチュリー購入を決めたのは、知事の裁量権の範囲を逸脱し違法だと認定した。

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