新型コロナウイルスの第8波が懸念されている今年の冬。そんな中で警戒されているのがインフルエンザとの同時流行です。大阪市内にある発熱外来ではコロナとインフルの両方の対応に追われていました。

 11月20日、大阪府では新型コロナウイルスの新規感染者が3764人確認されるなど、増加傾向が続いています。大阪府の吉村洋文知事は新型コロナの第8波とインフルエンザの同時流行を懸念しています。

 (大阪府 吉村洋文知事 11月17日)
 「コロナとインフルエンザが同時に流行する可能性がある。発熱外来で完全に受けきれるかというと、それは困難になってきます」

 大阪・東心斎橋にある「小畠クリニック」では新型コロナとインフルエンザの対応を同時に行っています。11月21日の朝にクリニックの発熱外来を訪ねると、小畠昭重院長が急増する感染者の対応に追われていました。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「(Qきょうの混雑状況は?)むちゃくちゃやな…。なんか急に忙しなったな。きょうは午前中は予約で終わって、午後も全部予約は埋まっている状況」

 この病院ではこの時期、見分けることが難しい新型コロナとインフルエンザの検査を同時に行っています。

 (小畠クリニック 小畠昭重院長)
 「(Q新型コロナとインフルエンザの抗原キットは別もの?)一応、別のものやけど、同時に(検査)できるんです」

 ワクチンの接種に訪れる人も大勢います。中には新型コロナとインフルエンザのワクチンを同時に接種する人もいました。まず、左腕にコロナワクチン、そして右腕にインフルエンザワクチンを接種しました。

 (コロナとインフルのワクチンを同時に接種した人)

 「(Q同時に接種してどうだった?)なんともないですよ。それだけ医学が進んでいるからいいんちゃう」

(略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b26880b6e907ef4b2977c68d47471c8a0f37f1c