(>875つづき。奈破翁の登場だw)

で、そのナポレオンの『ナポレオン言行録』って本が岩波文庫にあるんだけど
これ非常に面白い本なんでオヌヌメなんですよ。半分くらいはラブレターだしw
で、ナポレオン先生言ってるよね「行政官に何より必要なのは経験だ」って。
これは感銘を受けた名言ですよ。そう思ったんだろうね。統治者人生を通じて。

で、その金言を>1の話に応用すれば非正規であっても公務員って
日々経験を積んで現場の知見や能力はあるんですよ。熟練ってやつね。
で、雇用きられるとそれ雲散霧消ですからね。
属人的スキルは残るにしても、所詮は人が織りなす職場組織的に。

そして労働者の側としても必ずしも役所の経験って
民間にすぐいかせるかといえば、どうだろうねw
ここらへんに不経済が出てくるわけですよ。
既存の非正規公務員を職場からパージして、また募集するでしょ。
素人が来たらまた教育からですからね。

もったいない話だと思いますよ。国家的損失というかなんというか。
前近代の本邦である種の街場の行政の一部を事実上になったところに
お寺がありますが、門前の小僧だって習わぬ経を読みますよw
いわんや現代官僚制のお役所で、大人が毎日働けば得るところも多いだろうよ。

(そして、忘れちゃいけないのはこの構図は民間企業でもパラレルに考えられる。
 非正規労働制度ってね、企業は人件費が浮いてヨロコンブかしらないけどね
 やっぱりね、中長期的にみると目に見えざるコスト、これは高くついているんですよ。
 ビジネスはなんだかんだいって人間ですよ。人が組織を作るんですよ。
 現代の没落ジャップ国では官民問わず一番安く費消蕩尽されてるけど。)