※福井新聞 FUKUISINBUN ONLINE
2022年12月1日 午前6時00分

 男性向けのスキンケアやメーク用品が全国的に売り上げを伸ばしているという。福井県内の生活雑貨店やドラッグストアでも、化粧水や乳液に加え、美容液やファンデーションが一緒になった「BBクリーム」、リップなどコスメ商品が充実している。ジェンダーレスに対する理解やユーチューブで使い方を手軽に学べることも追い風になり、男性の肌の手入れが「身だしなみの一つ」として定着してきたようだ。男性もメークの時代!?

 ■3年で急増

 福井市の福井ロフトで11月下旬まで開かれていたコスメ商品のフェア。メーンの売り場には、男性向けの下地のジェルやBBクリーム、アイブローなどが並んでいた。

⇒男性用ガードル開発、骨格に合わせて設計

 男性向けコスメは10年ほど前から販売しているが「ジェンダーレスの考え方が浸透してきたここ3年ほどで一気に増えた」と玉木淳美店長(37)。同店の売り場は約2倍になり、現在は約400点を扱う。

 印象を上げつつ“盛った”ことがばれないよう、BBクリームやリップ、ネイルには無色や薄いカラーの商品も取りそろえている。購入層は10~40代で、清潔感を求めるビジネスマンからおしゃれ目的の若者まで幅広い。

 男性がコスメを手に取るハードルは「ユーチューブやSNSで気軽に使い方を学べることで下がった」と玉木店長。新型コロナウイルス禍で「オンライン会議の顔映りや、マスクによる肌荒れを気にする人が増えたことも後押しになった」と分析する。

 ■効果が自信に

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