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(CNN) 米ノースカロライナ州中部のムーア郡で3日夜、2つの変電所が銃撃されて損傷する事件があり、約4万戸が停電に見舞われている。保安官は4日の記者会見で、午後9時〜午前5時の夜間外出禁止令を同日から発令すると発表した。

4日午後4時からは非常事態が宣言され、当局が事件に関する捜査を進めるとともに、発電設備の復旧に当たっている。

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電力会社は4日、地域によっては復旧作業は8日までかかる可能性があるとの見通しを明らかにした。被害に遭った変電所は複数の機器が故意に破壊されたとしている。

ムーア郡の学校は5日、全校が休校となった。

保安官事務所によると、同郡の停電は3日午後7時ごろから発生。電力会社が調べたところ、複数の変電所で故意に破壊された形跡が見つかった。

地元出身の議員によると、事件についてはノースカロライナ州捜査局や米連邦捜査局(FBI)が捜査しているが、これまでのところ動機などは分かっていない。
ムーア郡のロニー・フィールズ保安官は、2つの変電所で複数箇所が銃撃されたと述べ、無差別の銃撃ではなく変電所が狙われたとの見方を示した。容疑者は特定されておらず、テロかどうかも明らかにしていない。

保安官によると、事件に関連して4日午前、フェイスブックへの投稿で警察の事情聴取を受けたことを示唆する女性がいたことが判明。この女性は事件に関する情報を持っていると称する偽情報をSNSに投稿していた。

電力会社によると、4日夕の時点で3万7000戸あまりが停電に見舞われている。

ムーア郡は赤十字の協力を得て4日午後、発電機を使って避難所を開設したこと明らかにした。

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