2022/12/6 12:50(最終更新 12/6 12:51)

 多発しているエゾシカとの衝突事故を回避するため、JR北海道釧路支社は5日から花咲線と釧網線の一部の列車で減速運転を始めた。主に夕方から夜に運行する計7本で、来年3月末まで最大16分の遅れが出る。こうした減速運転は2013年以来9年ぶり。

 減速運転となったのは、普通列車計7本(花咲線6本、釧網線1本)。減速運転によって、通常ダイヤより1~16分の遅れが出るという。

 釧路支社の発表によると、野生動物との衝突事故は、例年10月ごろから越冬のためにエゾシカが線路際に現れることに伴って増え始めるが、今年10月は衝突件数が156件に達した。前年同月(113件)の約1・4倍、2019年(62件)の約2・5倍にのぼる。

エゾシカとの衝突を避けるために急ブレーキをかけた際、車輪が破損することも多く、一部の車輪に基準値を超える損傷が発生。最大で14両中、8両が運行できなくなり、10月29~30日、11月8~11日、一部の列車に運休が生じて、バスによる振り替え輸送を行ったという。

 釧路支社は「大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願いします」と利用客に協力を求めている。

ソースにシカ軍団写真あり。あとはソースて

https://mainichi.jp/articles/20221206/k00/00m/020/143000c