【ワシントン共同】
血液がんの一種である白血病の患者に「塩基編集」という新技術を使って遺伝子改変した血液細胞を投与する、

初めての治療を臨床試験として実施したと、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのチームが10日、米血液学会で発表した。

手術から約半年がたち、患者は自宅で回復を図っている。

患者は13歳の少女で、「T細胞急性リンパ性白血病」を昨年発症した。

チームは、体内の異物を攻撃するT細胞を健康な人から提供してもらい、

塩基編集の技術で、効率的にがん細胞を殺すよう遺伝子を改変。

これを投与したところ、がんが抑えられた状態になったため、再び骨髄移植した。

中日新聞 2022年12月11日 10時34分
https://www.chunichi.co.jp/article/598916