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「一番の理解者。いつでも『普通』を押しつけず、素の自分を受け入れてくれた」と、非行少年・少女たちから「父のよう」と慕われてきた牧師が12月8日、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕された。逮捕されたのは森康彦容疑者(64)。経歴は元暴力団員だが、牧師として子どもたちの支援をおこなってきた。男は今も容疑を否認しているというが…。

「生きづらさの原因は愛情不足にある」と話していた
兵庫県警は12月8日、牧師、森康彦容疑者(64)を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで緊急逮捕した。森容疑者は指定暴力団の組員幹部から牧師に転身した異色の経歴を持っている。

「横浜出身の森は、日本大学在籍時に夜遊びに明け暮れて中退、その後20代半ばで暴力団に入った。みかじめ料の徴収や違法薬物の売買などをおもなシノギとし、幹部にあがったが、森自身も薬物絡みで組内でトラブルになり43歳で破門された」(地元紙記者)

破門後、以前から信仰していたキリスト教にのめりこんだ森容疑者は、神戸市内の神学校で学んだ後、2010年10月に神戸弟子教会を設立した。さらに翌2011年に自立支援事業をするNPO法人「ホザナ・ハウス」を設立、虐待や薬物使用などの事情を抱える少年少女らを支援する活動に取り組んできた。

「元暴力団という異色の肩書が目につき、これまで多くのメディアが森を持ち上げ、取材してきた。協力者が増え、寄付や助成金も入り、8年間で施設はどんどん拡大し、自立援助ホームなど8か所の施設を運営。取材の際には、『約100人の子どもらに寄り添ってきた』『(非行を犯す子どもの)生きづらさの原因は愛情不足にある」と話していた」(前出)

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押収された注射器と前日に起きた「もう一つの事件」
2016年、悪性リンパ腫が発覚した森容疑者。過酷な闘病生活を送った際には「死ぬまでにやるべきことをしないと」と地元紙の取材に応えていただけに、逮捕のニュースには地元住民も驚きを隠せない。

「店の常連さんで『いつもありがとうございます』と言うと、笑顔で毎回応えてくれて、『ランチ営業してくれてありがたいです』『近所でいつも助かります』なんて言ってくださったこともありました。昔ヤクザだったとか、柄の悪そうな感じはまったくなくて今回の事件のことも驚いてます」(近隣店舗)

森容疑者は県警の取り調べに対して「全く思い当たりません」と容疑を否認しているというが、逮捕にいたるまでの森容疑者の“不審な行動”を社会部記者が解説する。

「ことの発端は、ある別のトラブルによる通報がはいったことからはじまります。7日深夜、森が運営する施設に警察官が到着すると、施設付近に明らかに挙動不審な女性がいた。女性は『森と内縁関係にある』『森からキメセクされた(覚せい剤を打たれ性行為をさせられた)』と訴え、尿検査をしたところ陽性反応がでて緊急逮捕となった。施設からは注射器も押収されている。裁判所からの令状を待つなか、森にも任意での聴取を求めたが『神戸市内で用事がある』と拒否、逃走をはかったといいます」

8日昼過ぎ、県警は神戸市内を車で走行中の森容疑者を発見。森容疑者は前日とはうって変わった態度で、採尿にも応じたという。

「採尿前には『点滴を打ってきたから(陽性反応は)出ないよ』『残念でした〜』とかなり余裕をみせていた森ですが、まさかの陽性反応に言葉を失い、その後の調べでは『点滴に覚せい剤をいれられた』と容疑を否認しているようです」

逮捕の一報を、支援を受けていた少年少女はどう思うのかー。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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