米の計量や給水を自動ででき、外出先からスマホの操作だけでお米が炊ける――。そんな「ありそうでなかった」商品がパナソニックから11月に発表され、話題になっています。先行体験としてモニターを募集したところ、「体験費用が4万円超」にもかかわらず、予想の35倍以上の応募が殺到しました。

 こうした家事にかかる時間は1回あたりは短くても、積み重なれば大きなもの。「ちょっとした『便利』の積み重ねで、人の心に余裕を生み出す手助けをしたい」。開発者には、そんな思いもあったそうです。商品企画やマーケティングを担当する石毛伸吾さんに聞きました。

「欲しい」が殺到
 ――新型炊飯器の発表以来、SNSでも話題になっています。

 正直、ここまでの反響は予想していませんでした。

 ふたを開けてみて、初日で想定を大きく上回り、チームで驚いています。先行体験は有料ですし、それでも「使いたい」と思ってくださる方がこんなに多かったのは励みになりました。

構想、60年以上前から
 ――今回の商品は「悲願」だ…(以下有料版で,残り1781文字)

朝日新聞 2022年12月17日 14時00分
https://www.asahi.com/articles/ASQDJ52FPQDGUTFL02G.html