福井大教授が、査読を担った千葉大教授と協力し、投稿した学術論文の査読に自ら関与する「査読偽装」をした問題で、金沢大と浜松医大の元教授も査読者として査読偽装に関与していたことが関係者の話でわかった。福井大の調査委員会は、この2人についても不適切な行為に関与したと認定した。

 調査委は、浜松医大の元教授が査読者になった論文1本についても査読に操作があったと新たに認定。査読偽装の論文は計6本になった。

 論文を投稿したのは、福井大子どものこころの発達研究センター長の友田明美教授。千葉大社会精神保健教育研究センター副センター長の橋本謙二教授と協力して査読偽装をしたと調査委が認定したことが判明している。

 論文の作成に関わった研究者によると、友田教授は他にも、…(以下有料版で,残り597文字)

毎日新聞 2022/12/20 03:00(最終更新 12/20 03:00) 有料記事 924文字
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