[2022年12月20日5時0分]

結成15年以内のコンビで争われる漫才日本一決定トーナメント「M-1グランプリ2022」で第18代王者となったウエストランドの地元の岡山県津山市も盛り上がった。

特にコンビ名の由来となった同市のショッピングモール「ウエストランド店」の中核となるスーパーマーケット「マルイ」には優勝を祝う横断幕が掲げられ、急きょ記念セールの準備も始まった。

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ウエストランドがM-1王者となって一夜明けた19日、地元の津山市は大フィーバーになっていた。

コンビ名の由来にもなっているショッピングモールでは、出入り口のショッピングカート置き場のインフォメーションボードに「祝 優勝 ウエストランド おめでとうございます」との横断幕(縦90センチ×横1・8メートル)を張り出した。

「マルイ」は岡山、鳥取、島根3県に23店舗を展開するスーパーマーケットチェーン。ウエストランド店は大規模駐車場を配備した大型店舗で1982年6月に開業した。ウエストランドの井口浩之(39)と河本太(38)の子どものころからの遊び場でもあった。

マルイ広報担当の八木伸明さん(62)によると「お客さんも2人の話題で持ちきりでした。知名度は抜群で『スゴいねぇ、優勝ですって』『浩之くん(井口)も太くん(河本)も小さいころ2階のゲームセンターで遊んでたね』などとお話しされていました」と目を細めた。

店舗としてのウエストランドは施設の老朽化で2020年2月にいったん閉店して昨年6月にリニューアルオープン。閉店1カ月前の20年1月、観客100人の前で漫才を披露し、その年の年末のM-1決勝に初進出した。

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