米国で報告された意外な事実、ロシアの高性能ミサイル製造ペースは今も衰えず
ウクライナへのミサイル攻撃の主力「Kh-101」の製造状況が明らかに
JBpress 2022.12.21(水) 古森 義久
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/73210

(略)
・ロシアはKh-101を2018年4月1日から2022年11月23日までの間に合計402発製造した。製造ペースは1日にすると0.24発となる。

・だがロシアは、ウクライナ攻撃を開始した2022年2月24日から同年12月までの間にKh-101合計52発を製造した。1日の製造ペースは平均0.36発となり、侵攻前より増えている。

・とくに今年12月にウクライナに向けて発射された同ミサイルは今年10月以降に製造されたものが多かった。
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・ロシアはKh-101を2018年4月1日から2022年11月23日までの間に合計402発製造した。製造ペースは1日にすると0.24発となる。

・だがロシアは、ウクライナ攻撃を開始した2022年2月24日から同年12月までの間にKh-101合計52発を製造した。1日の製造ペースは平均0.36発となり、侵攻前より増えている。

・とくに今年12月にウクライナに向けて発射された同ミサイルは今年10月以降に製造されたものが多かった。
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■違法な方法で超小型電子部品を入手か

 同ミサイルに関しては、米国の国防総省高官も「ロシアの空中発射巡航ミサイルの製造が西側の禁輸措置により大幅に減るだろう」という予測を述べていた。
同ミサイルの製造には米欧の超小型電子部品が必要とされ、ロシアのウクライナ侵攻開始以降、その種の部品は対ロシア制裁のための禁輸対象となっていたからである。

 だが今回の調査結果は、ロシア側がなお違法な方法でその種の部品を入手していることを示したといえる。