もし、プーチンが無駄な流血を好まない指導者であったなら。

ほぼ無血で掠め取ったクリミアの領有のみに留めて、
東部の希望する住民にはパスポートを与えてクリミアかロシア本土に移住させれば、
東部の住民もロシア兵もウクライナ人も殺されずに済んだ。


しかし、ウクライナで無駄な血を流させ続ける事こそがプーチンの目的であった。

それにより、
•ウクライナの経済が大きなダメージを受け続ける。
•ウクライナの民主化政権の支持率を下げさせる(ネット工作も併用)
•ロシア国内の民主化熱も冷まさせる(ネット工作も併用)
•内戦をさせ続ける事によってNATO加盟も防げる。
•NATO加盟を防ぐことで内戦状態にし続ける工作を永遠に続ける事が出来る。

プーチンにとっては、東部とウクライナを殺し合い続けさせる事は、
一挙にいくつものメリットを享受出来るとても美味しい作戦であった。

「プーチンは東部の住民を助ける優しいおじさん」などという見方は完全にお花畑。
ロシアの民主化を防ぐために東部の住民を殺し続けてきたのがプーチン。