中国政府は国家衛生当局の下部組織が発表することになった新型コロナの感染情報について、今後、調整のうえ、月1回にすると明らかにしました。

中国政府は27日、中国に入国する人への隔離措置を撤廃するなどとした新型コロナの新たな対策に関する記者会見を開きました。

この中で、国家衛生当局から下部組織の中国CDC=疾病予防コントロールセンターが行うことになった感染者や死者の発表について、「感染状況に応じて調整を行い、最終的には、発表は1か月に1回にする」と明らかにしました。

また、地方政府が発表する100万人規模の1日の新規感染者の推計とCDCが発表する数字に差が生じていることについては、「各地方との連携を保ち、報告される情報の不足を補う」などと述べています。

今後、年末年始と来月の旧正月に伴う大型連休で地方での感染リスクの拡大が懸念されていることについては、医薬品の十分な確保など農村部での対策を強化するとしています。

一方、中国の出入国管理当局は今回の新たな対策を受け、来月8日から中国国民が海外旅行などに行くためのパスポートの申請を順次再開すると発表しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b61b6c981cfc8ce45fda0417e2d82fb875756c7