【ベルリン時事】ドイツ連邦統計局が13日発表した2022年の実質GDP(国内総生産)速報値は前年比1.9%増だった。ロシアのウクライナ侵攻を受けて経済情勢が悪化し、前年(2.6%増)から減速した。エネルギー危機の影響が鮮明になる今冬は景気後退の瀬戸際となっている。

 設備投資はエネルギーや物価の高騰が直撃し、0.2%増(前年は1.2%増)に減速。ただ、新型コロナウイルス関連の規制解除により、個人消費は4.6%増(同0.4%増)へと大きく伸びた。ブラント局長は「厳しい状況が続いているが、独経済は全体としてよく持ちこたえた」と評価した。

時事通信 2023年01月13日21時30分
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