※2023年01月13日
デイリー新潮

なぜあの場所だったのか?
 昨年夏の参院選で、候補者の応援演説中の安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者が1月13日、殺人罪で起訴される。警察庁は前代未聞の事件後、検証チームを立ち上げ、2度と同じようなことが起こらないための仕組みを作りつつあるが……。そういった検証には出てこない警察キャリアの生の声を紹介しつつ、事件後に引責辞任した中村格前警察庁長官の当時の心境などについて触れる。

「警察庁のキャリアの1人は、“あの場所でなぜ演説をやることになったのか疑問でならない。360度どこからでも狙われる可能性があるから、どうしても警備が難しい。というか無理ですね”と話していました」

 と、社会部デスク。

「“ここで仮に襲撃があったらどうなるかを想像すれば、別の場所にしようとなるはずです。そんなに難しい判断ではない。各方面から指摘を受けていますが、トラブルは起こりえないだろうと勝手に判断して警備の計画を進めてしまったのでしょう”とも話していました」(同)

 事件前から決まっていた再開発計画によるものとはいえ、安倍氏が立っていた周囲のガードレールの撤去が進められているのは皮肉と言わざるを得ないだろう。

できれば来てほしくなかった

続きは↓
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/01130602/