新年があけても新型コロナの感染拡大は収まらず、感染者は増える一方。そんななか、ライター歴30年を超えるベテランのオバ記者こと野原広子(65歳)が感染していることが判明! 
感染して初めてわかったという「コロナの怖さ」についてリポートする。

まったく、なんてバカだったのかしら。私はコロナの怖さを何も知らなかったのよ。

私が元日に発症してからずっと考えているのは、私は誰から感染したか、ということ。年末、3人の会食を2回したけどみんな無事。
ってことは思い当たるのはものすごい混雑っぷりだった12月29日のデバ地下なんだよね。買い物をしながら「ここ、ヤバくね?」と思ったんだよね。

とはいえ確証はない。つまり、誰から感染したかはわからない。だけど誰にうつしたかはハッキリしているんだわ。
大晦日、空咳をしていた私を大歓迎してくれた弟夫婦と年越しに招待してくれた福島の親戚の人たちだ。

元旦は日の出に合わせてみんなで車で海へ。この時もとりたてて体調が悪い感じじゃなかったんだよね。

だけど、元日の昼過ぎ、福島の親戚の家から茨城に向かう途中で身体がキツくなってきて、咳の質も変わってきたの。
ちょっと咳き込むくらいだったのが、年寄りが苦しげにゲーッ、ゲーホ〜ッ!ってやるあんな感じよ。

それで夕方、茨城から電車で東京の自宅に帰ってきて、まさかと思いつつ検査キットにツバをのせてみたら、ハッキリクッキリの陽性!


「どうした?」と弟夫婦に電話をするのは何度もためらった。やっと電話で聞いたら、2人とも高熱。特に義妹は40度近い熱が出ているとか。福島の親戚も寝込んでいるそう。

もし何かあったら私は生きていられないよ。と、そんなことを思っているうちに睡魔が襲ってきて起きていられなくなる。


「で、ワクチンは何回打っていたの?」と、私の注射嫌いを知る友だちから聞かれたし、そういえばかかりつけ医にも「最終的に何回打ちましたか?」と聞かれたっけ。

私は一昨年の6月に2回目、ファイザーのワクチンを打ったのが最後だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a7376f6072a122a68a67e3d211a8b5ff017b41a?page=1