(コロナ3年 人生が変わった)激辛も感じない、東京から逃げた


2021年8月上旬、小梶(こかじ)貴行さん(41)は、激辛で知られる「蒙古(もうこ)タンメン 中本」で、
唐辛子がたっぷり入った赤いスープをすすった。だが、辛さをまったく感じない。それどころか、味もにおいもしなかった。

新型コロナウイルス感染症の療養から復帰したばかりだった。

https://www.asahi.com/articles/DA3S15527822.html?iref=pc_ss_date_article


(コロナ3年 人生が変わった)後遺症 ゆっくり、また料理人 苦しみに正直に、移住先で再挑戦
https://www.asahi.com/articles/DA3S15527841.html?iref=pc_ss_date_article


(1面から続く)

新型コロナウイルス感染症の「後遺症」で群馬県長野原町に移住した小梶貴行さん(41)は、地元の人たちとの触れあいで心が少し落ち着いた。

新鮮な野菜を食べるうちに味覚も嗅覚(きゅうかく)も戻ってきた。ただ、完全には回復せず、気圧の変化で気持ちが沈むこともあった。