オミクロン株対応ワクチンの接種開始から4ヶ月 明らかになってきた有効性と安全性


日本国内では2022年9月から接種が始まったオミクロン株対応ワクチンですが、
接種から4ヶ月が経過し、有効性と安全性に関するデータが蓄積されてきました。

現時点におけるオミクロン株対応ワクチンの有効性・安全性に関するデータをご紹介します。


オミクロン株対応ワクチンの重症化を防ぐ効果は?

ワクチンの有効性のもう一つの指標である、重症化予防効果についても海外からデータが報告されてきています。

イスラエルにおける65歳以上の高齢者に対するオミクロン株対応ワクチンの重症化予防効果を検証した研究では、

入院予防効果:81%

死亡予防効果:86%

と報告されています。

アメリカでもBA.5やBQ.1/BQ.1.1が主流だった2022年11月において、オミクロン株対応ワクチンの追加接種をした人と比べて、
ワクチン未接種者の入院リスクは16倍、ワクチン接種者(ただしオミクロン株対応ワクチンは未接種)の入院リスクは2.7倍と報告されています。


このように、オミクロン株対応ワクチンを接種することで、新型コロナウイルスに感染した際に重症化するリスクを大幅に低下させることができます。


忽那賢志  感染症専門医

感染症専門医。国立国際医療研究センターを経て、2021年7月より大阪大学医学部 感染制御学 教授。
大阪大学医学部附属病院 感染制御部 部長。感染症全般を専門とするが、特に新興感染症や新型コロナウイルス感染症に関連した臨床・研究に携わっている。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20230115-00332851


オミクロン株対応ワクチン追加接種者と比較した、ワクチン未接種、オミクロン株対応ワクチン未接種の入院リスク
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kutsunasatoshi/00332851/image-1673695557032.jpeg

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