<米有力シンクタンクCSISが台湾有事を想定した模擬実験を実施。その結果によると台湾防衛の代償は高くつくようだ>


米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が1月9日、中国による台湾侵攻を想定した24のウォーゲーム(図上演習)の結果を発表した。

ほぼ全てのシナリオにおいてアメリカ、台湾、日本が中国の侵攻を失敗に追い込むことになるが、防衛側にも甚大な被害が生じるとの結果が出た。

最も楽観的な予測と最も悲観的な予測を除く標準的なシナリオで、台湾軍の死傷者は3500人、米軍の死傷者と行方不明者は1万人近くに上る。

中国軍の死傷者は7000人で、そのほか7500人が台湾への航海中に攻撃により死亡すると予測される。

日本の自衛隊は軍用機112機と艦船26隻を失うという。


1万4500人 中国軍の死傷者

1万人 米軍の死傷者と行方不明者

3500人 台湾軍の死傷者

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/01/post-100606.php