就職情報会社のディスコ(東京・文京)は17日、2024年春に卒業予定の大学生・大学院生について、1日時点の就職内定率が14.9%だったと発表した。前年同期に比べて1.4ポイント増えた。

現行の就職活動ルールになった17年卒以降で、1割を超えるのは2年連続となり、選考の早期化が定着したことがうかがえる。本選考を経験した学生の割合も1.9ポイント増の51.1%と、初めて半数を超えた。

学生へのアンケートでは、回答者の63%が「3月の採用広報解禁までに『早期選考を受けたい』」と回答しており、ルールの形骸化が進んでいるようだ。「1つでも内定をとり、安心した状態で志望企業の選考を受けたい」などの声もあがった。

1~6日にインターネットで調査し、1028人から回答を得た。

日本経済新聞 2023年1月17日 14:55
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC174MZ0X10C23A1000000/