九州電力の社員が子会社である九州電力送配電の端末を使い、競合する新電力の顧客情報を不正に閲覧していたことが17日、複数の関係者への取材で分かった。2016年の電力小売り全面自由化後も、グループ内の情報遮断の対策が不十分だったためとみられる。こうした不正は関西電力と東北電力で既に判明しており、大手電力では3社目となる。

 九電は近く経済産業省に報告し、記者会見をして公表する予定だ。

 関電と東北電での問題発覚を受け、経済産業省は大手電力と送配電子会社に同様の不正がないかどうか緊急点検を求め、1月27日までに報告するよう求めていた。

1月18日 00時10分 共同通信
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