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皇居で新春恒例の「歌会始」 お題は「友」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230118/k10013953011000.html

2023年1月18日 14時19分

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新春恒例の「歌会始」が18日、皇居で行われました。

ことしの「歌会始」のお題は「友」で、全国と海外から1万5000首余りの短歌が寄せられました。

はじめに入選した10人の歌が天皇皇后両陛下や皇族方の前で古式にのっとって披露されました。

最年少の山梨県北杜市の(略)さん(14)は、同じ漫画が好きなことがきっかけで仲よくなったクラスメートを思い浮かべながら「友の呼ぶ 僕のあだ名は わるくない 他のやつには 呼ばせないけど」と詠みました。

続いて皇族方の歌が披露され、三笠宮彬子さまは、友人が抱えていたつらさを打ち明けてくれた時のことを「器から こぼれてしまつた 言の葉を 静かにつむぐ 友の横顔」と詠まれました。

秋篠宮妃の紀子さまは、去年春、友人に誘われ出かけた時を振り返り、感染対策をしながら久しぶりに一緒に語り合えたことに感謝して「春楡(はるにれ)の 卓の木目を 囲みつつ 友らと語る 旅の思ひ出」と詠まれました。

秋篠宮さまは、高校生のころから十数年前まで知り合いといろいろな場所を訪ねて回り、訪問先の人たちにさまざまな質問をした際の思い出について「彼方此方(をちこち)を 友らと共に 行巡(ゆきめぐ)り 聞き初めしことに 喜びありぬ」と詠まれました。

皇后さまは、人生のちょうど半分ほどを皇室で過ごしてきたことを感慨深く思い、これまでの日々を温かく見守ってきた友人たちへの感謝の気持ちを「皇室に 君と歩みし 半生を 見守りくれし 親しき友ら」と詠まれました。

最後に天皇陛下の「コロナ禍に 友と楽器を 奏でうる 喜び語る 生徒らの笑み」という歌が詠み上げられました。

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天皇陛下は、おととし、和歌山県で開催された国民文化祭で吹奏楽部の高校生とオンラインで懇談し、コロナ禍でも創意工夫をしながら楽器の演奏を続け、友達と演奏できる喜びを語った姿をうれしく思うとともに、早く日常の生活が戻ることを願われました。

来年の歌会始のお題は「和」で「平和」や「調和」のような熟語にしてもかまいません。

作品は1月18日から9月30日まで受け付けられます。


※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。



※関連リンク(宮内庁)
https://www.kunaicho.go.jp/news/

令和5年歌会始の御製・御歌・詠進歌(令和5年1月18日発表)