世界遺産の霊場・高野山(和歌山県高野町)奥の院の「水行場」で22日、高野山真言宗の信者らが冷たい水の中に入り心身を清める「寒中水行」があった。奈良県川上村の宝寿院が毎年行う真冬の荒行事で、冬の風物詩となっている。

 この日の気温は氷点下1度、水温0度。宝寿院の女性副住職辻田真海さん(62)と20~50代の男女8人が数珠を持ち、わら草履に白装束姿で水行場に入った。腰まで身を沈め、目を閉じて合掌。拍子木が打ち鳴らされる10分間余り、一心不乱に般若心経を唱えた。

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