航空分野の情報を提供する英国の「シリウム(Cirium)」が公表した、2022年の空港別の定時出発率によると、発着規模が最も大きい「グローバル」部門で羽田空港が首位となった。グローバルを含め全4カテゴリーの首位を日本の空港が独占し、好調を維持した。

 空港別のデータでは、発着便の多い順に「ラージ(大規模)」「ミディアム(中規模)」「スモール」と分類。定刻に対して15分未満の遅延を「定時出発」と定義している。各空港とも予定されていた便に対し、月間の実運航の発着データが80%以上取得できたものを対象とする。また大規模部門のうち、運航便数が上位10%で、アジアや欧州、北米など3地域以上に運航する空港を、発着規模が最も大きい「グローバル」部門とした。

 発着規模が最も大きな「グローバル」部門では、羽田空港が首位を獲得。定時出発率は90.33%だった。定時出発率2位はベンガルール(インド)のケンペゴウダ国際空港で84.08%、3位は米ソルトレイクシティ国際空港で83.87%だった。

 大規模空港の「ラージ」部門では、伊丹空港が定時出発率94.06%で首位を獲得。中規模空港の「ミディアム」部門は中部空港(94.21%)、小規模空港の「スモール」部門は宮崎空港(93.29%)が首位となった。


1/29(日) 10:05
Aviation Wire

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