>>21の続き
■パワハラ、借金、ストレスから大麻を

「私が大麻を始めたキッカケは中学生のころ。地元の先輩や同級生に勧められて使用しました」。取り調べの際に、そう打ち明けた出町容疑者。その後、大学を卒業したものの、就職先でパワハラを受けたり、借金などにより、徐々に、精神的に追いつめられて行ったという。

そして「精神を安定させたい」と思い、大麻に手を出したとのこと。転職を繰り返した出町容疑者だったが、結局、大麻を止めることはできなかったそうだ。「イライラが高まり、自分勝手な理由で、大麻を継続的に使いました」などと当時を振り返っているという。

そんな中、出町容疑者は逮捕される。2020年、仙台市内で、警察官に職務質問を受けた際、所持していた大麻が見つかったのだった。この逮捕をキッカケに、大麻と手を切ろうと誓った出町容疑者は、上京することを決意したという。


■合コンで出会い、同棲

上京後、出町容疑者は、個人事業主として、ホームページなどの作成を手がける会社を起こしたとのこと。しかし、新しい生活もうまくいかなかったという。「仕事のストレスや不眠症に悩まされて」、再び大麻の使用を始めたそうだ。

そんな中、2021年8月、出町容疑者は、安部容疑者と知り合う。出会いの場は、合コンだったという。出町容疑者が、大麻の話題を持ち出すも、安部容疑者は、”拒絶反応”を示さなかったとのこと。

意気投合した2人は、交際を開始。同棲もスタートさせて、大麻などの違法薬物を、一緒に使用するようになったという。