相次ぐ強盗事件などとの関連が疑われ、現在、フィリピンの収容所にいる男ら4人が関わったとされる詐欺事件の被害が全国で35億円に上り、
70人以上が逮捕されていたことが分かりました。

渡邉優樹容疑者(38)ら4人には特殊詐欺事件に関与したとして逮捕状が出ていて、警察当局はフィリピン側に身柄の移送を求めています。

渡邉容疑者はフィリピンの拠点から日本に嘘の電話をかけた特殊詐欺事件の主犯格とみられていますが、その後の捜査関係者への取材で、
この事件の被害が全国でおよそ2300件、被害総額は35億円に上るとみられることが分かりました。

 また、これまでにおよそ70人が逮捕されていて、中にはSNSで高額報酬をうたった「闇バイト」で参加したメンバーもいたということです。

 一方、現地の日本大使館は、4人の強制送還についてフィリピン側に30日、正式に要請しました。

 大使館によりますと、当初、31日に要請するよう調整を進めていましたが、30日にフィリピン側から「今協議ができる」と申し出があり、急きょ、前倒ししたということです。

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