米国防総省のライダー報道官は2日、米本土上空を偵察用の気球が飛行しており、米軍が追跡していると明らかにした。
国防当局者は「気球は中国のものだと確信している」と強調。

収集できる情報は限定的だとして、破片が地上に落下して危害をもたらすリスクを考慮し、撃ち落とさず監視を続けているという。

バイデン大統領も報告を受けており、ワシントンと北京の大使館ルートを通じて中国に
「米国がいかに事態を深刻に受け止めているかを伝えた」としている。米中間の新たな火種となりそうだ。

国防当局者によると、偵察気球は1日、西部モンタナ州上空を飛行していた。

民間機が利用するよりも高い空域を飛んでいるという。目撃情報も寄せられている。

https://www.sankei.com/article/20230203-S6CAM222N5MBDCL4KZGBFCXQRU/