新型コロナウイルスのワクチンは、感染や発症を防ぐ効果については免疫から逃れやすい変異ウイルスが広がった結果、長く続かなくなってきている一方、
オミクロン株対応ワクチンでは変異ウイルスに対しても重症化や死亡を防ぐ効果は維持されていると考えられています。

オミクロン株に対応したファイザーやモデルナのワクチンの効果について、アメリカのCDC=疾病対策センターが、
「BA.5」が主流だった2022年9月から11月にかけて接種していない人と比べて分析しました。

その結果、接種から1週間以上たった人の場合、以下の効果があったということです。

発症を防ぐ効果にあたる救急の受診に至るのを防ぐ効果…56%、
重症化を防ぐ効果…57%

また、CDCは、アメリカで広がっているオミクロン株の変異ウイルス「XBB.1.5」などに対するワクチンの効果も調べていて、
去年12月から先月(1月)中旬にかけて、新型コロナの検査を受けた人のワクチンの接種状況などをもとに追加接種しない場合と比べたワクチンの効果を分析した結果を発表しています。

それによりますと、従来型のワクチンを複数回、接種したあと、オミクロン株の「BA.5」対応のワクチンを追加接種すると、
以下のようなXBB系統のウイルスによる発症を防ぐ効果は、以下のようになりました。

18~49歳…49%・50~64歳…40%・65歳以上…43%

CDCは、オミクロン株対応ワクチンを追加接種することによって「XBB」や「XBB.1.5」でも症状が出るのを抑える効果が上がるとしていて、可能な人は最新のワクチンの追加接種を受けるべきだとしています。
また、ワクチンの効果のうち、重症化や死亡を防ぐ効果は長続きすることを示すデータが出されています。

イギリスの保健当局が2月に発表した資料によりますと、65歳以上に対するワクチンの効果について、
オミクロン株が主流の時期に接種していない人と比較して分析したところ、以下のような効果が認められました。

重症化を防ぐ効果(3回以上接種した人の場合)
接種から2週間~2か月…78.1%・3~5か月…65.3%・1年~1年2か月…52.3%

死亡を防ぐ効果(3回接種した場合)
接種から2~4週間…85.0%・4か月前後…75.6%・約10か月以上たったあと…56.9%
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230208/k10013974891000.html

★1:2023/02/12(日) 17:09:06.50クロケット
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