千葉日報2023年2月13日 12:40 | 無料公開
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 千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」は、アミメキリンの雌の赤ちゃんが誕生したと発表した。2月3日の節分に生まれたことから「節子(せつこ)」と命名。母親の「ハニー」(11歳)の第4子で、飼育スタッフと一緒に子育てに奮闘している。同園のキリン誕生は、同じくハニーが2021年2月に第3子を出産して以来となる。

 ハニーは21年秋ごろに妊娠。同園は、昨年2月に8歳で死亡した父親「シゲキ」の“忘れ形見”として、赤ちゃん誕生を期待していた。園内のキリンは、節子で計4頭となった。

 同園によると分娩は、3日朝から約9時間(通常は3~4時間)に及んだ。産まれた当初は起立することも難しかったが、訓練するにつれ、歩行が頻繁に見られるようになった。身長180センチ(体重未計測)と比較的大きく、人工哺乳ですくすく成長している。

 同園の担当者は「節子はママのハニーに似て美人ちゃんです。3月の初節句の頃にお披露目したい」と、新アイドルのデビューに期待した。ぞうの国隣接の「サユリワールド」で公開を予定。問い合わせは同園。