【報ステ】きっかけは「ウクライナ侵攻」?3日連続“飛行物体”撃墜…新たな米中摩擦
テレ朝[2023/02/13 23:30]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000287475.html
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北米大陸で12日、正体不明の“飛行物体”が撃ち落とされました。

カナダ、トルドー首相:
「カナダとアメリカの戦闘機が緊急発進し、アメリカ軍戦闘機が物体の撃墜に成功した。
 現在、回収チームが物体の回収と分析を行っている」

NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)によりますと、
撃墜は12日午後2時42分、アメリカとカナダの国境にあるヒューロン湖上空。
飛行物体は、約6100メートルの高さを飛び、監視能力が備わっていた可能性があるため、航空機に対して危険だとして、
アメリカ空軍のF16戦闘機が、空対空ミサイルで撃墜しました。

NORAD、バンハーク司令官:
「レーダーは速度によって物体の情報を見分けるもので、
 低速物体を対象に調整したため、検知される頻度が増えたのだろう。
 我々が確認したのは非常に小さな物体で、レーダー反射面積も小さい」

また、物体は、八角形だったとの報道も出ています。

その正体について…。

バンハーク司令官:
「(Q.撃墜した物体の詳細が分からないなら、宇宙人や地球外生命体の可能性も?)
 それについては、情報機関などが明らかにするでしょうが、現段階では、すべての可能性を排除しない。
 北米に迫る、あらゆる未知の脅威の特定に努めていく」

(略)

(Q.各地の気球や未確認の飛行物体が中国のものだとするなら、なぜ今、飛ばす必要があるのでしょうか?)

取材した専門家によりますと、気球の活用については、
情報衛星では収集できない情報を集められるということで、以前から研究されていました。

そのなかで、研究を加速させるきっかけになったのが、
去年始まったロシアによるウクライナ侵攻だということです。

人民解放軍は、この戦争を非常によく研究していて、ロシアのミサイルがあまり命中しないのは、
アメリカが電波などを使って、衛星を妨害しているのではないかと考えているようです。

そこで、衛星が使えなくなった時の一つの代替策として、
気球の活用を考えている可能性があるということです。