HBC北海道放送 2月16日(木)午後6時5分
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北海道芦別市の市営住宅で、許可なくダイナマイトを持っていたとして、無職の81歳の男が書類送検されました。

火薬類取締法違反の容疑で書類送検されたのは、芦別市に住む、無職の81歳の男です。
男は去年9月21日ごろ、芦別市内の市営住宅の一室で、道などの許可を得ずに、ダイナマイト4つを所持した疑いが持たれています。

部屋は、1995年ごろから空き家となっていて、去年9月21日に、市営住宅の解体作業を行う業者が、解体前の点検のため部屋に入った際に、天井裏からダイナマイトを発見しました。

ダイナマイトは長さ約10センチ、直径2~3センチ程度で、缶の中に布と新聞紙に包まれた状態で見つかったということです。
業者から通報を受けた警察が、部屋の名義をさかのぼって調べたところ、1993年ごろから1995年ごろまで男が住んでいたことがわかり、任意で聴取しました。

警察の調べに対し男は、「昔、不良仲間の知人からもらって、思い入れがあるものなので悪いこととは思っていながら持ち続けていた」と容疑を認めています。

警察によりますと、男は市営住宅を退去したあとも、空き家となった部屋に出入りし、ダイナマイトを包むための新聞紙を交換するなどして、管理していたということです。
調べに対し男は、「いざとなったら使う気もあった」などと話しているということです。