※2023年02月16日 16時32分
弁護士ドットコムニュース

上智大元教授で、美術評論家の林道郎氏から、10年にわたりセクハラを受けたとして、教え子だった女性が訴えている裁判の判決が3月27日、東京地裁で言い渡される。

訴状などによると、原告の女性は上智大入学後、林氏の講義を受講するようになったことから、林氏を指導教官として大学院に進学した。

女性は、在学時に林氏から性的関係を持つよう働きかけられて、交際を余儀なくさせられたとして、2200万円の慰謝料を請求している。林氏との交際が終わったあと、女性はうつ病と診断されたという。

裁判で、女性側は林氏による「グルーミング」(手なづけ)があったと主張している。

グルーミングとは、若年層に対して、年長者が巧みに信頼関係を築いて、性被害へと追い込むための行動とされる。

これに対して、林氏側は「自由恋愛だった」と反論し、両者の主張は真っ向から対立しており、裁判所の判断が注目される。(弁護士ドットコムニュース編集部・猪谷千香)

●林氏「ストーリーが書き換えられている」

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