2023/2/20 14:56

森永製菓が昭和46(1971)年9月に発売したチョコレート菓子のロングセラー「小枝」。名称から思い浮かぶ繊細で、環境に優しいイメージとは裏腹に、52歳となる今年も枯れる気配は全くない。これまでもアイスやクッキーなどに形を変えてきたが、今度は重量が3倍近くに増える大変身を遂げた。小枝ブランドの新シリーズとなる「薪(まき)小枝」(オープン価格)が21日に発売される。攻めの姿勢を貫き、若年層の需要獲得を狙う。

フレーバーは160種類以上、アイスやクッキーともコラボ

小枝は、短いスティック状のチョコレートに砕いたアーモンドやパフなどを交ぜ込み、小さい木の枝のような外観を表現。ザクザクとした食感が特徴で、幅広い年齢層から支持を得ている。

昭和46年の発売当時のチョコレート菓子の名称は横文字が主流で、漢字は珍しかった。当時は高度経済成長の影響で環境破壊が深刻化した時代。テレビCMでは「高原の小枝を大切に」とのメッセージを打ち出し、環境への配慮も訴えた商品としても画期的だった。

小枝には定番のミルク味だけでなく、これまで投入してきた期間限定フレーバー商品が160種類以上あり、森永製菓は「ブランドの鮮度を維持し、新鮮さを感じてもらう要因の一つとなっている」と分析する。


森永製菓のアイスバー「ホワイト 小枝 アイスバー」のレアパッケージ。「小枝」が「小技」に、「アイスバー」が「ナイスバー」に変わっている(同社提供)
森永製菓は「ダース」や「チョコボール」、アイス、クッキーとのブランド間コラボレーション商品も投入。さまざまな形態の菓子で小枝の味わいを再現し、「小枝だけに、小技が利いている」という意味も込めて「小枝」のロゴを「小技」に変えたパッケージをランダムに交ぜる遊び心のある戦略も展開してきた。

280%に増量も環境に優しく

21日発売の「薪小枝」は、重量が通常の約280%の薪のような形状からネーミング。ボリュームたっぷりの食べ応えのほか、アーモンドビスケットと2種類の大・中ミックスサイズの小麦パフのザクザクとした食感が楽しめる。

長文につき後はソースで
https://www.sankei.com/article/20230220-Q5ZLXVCGV5GGTLWAZGWPE5CJSM/?outputType=amp