厚生労働省は21日、塩野義製薬の新型コロナウイルス感染症の飲み薬ゾコーバについて
使用した30歳代の妊婦が流産したと、専門家調査会に報告した。妊婦は、胎児の成長に悪影響が
出る恐れがあるため使用が禁じられている。専門家からは「自然流産の可能性もあり、服薬との因果関係は不明」との指摘があった。

 これまで妊婦2人がゾコーバを使ったことが判明しており、今回、うち1人が流産したことが報告された。
厚労省は都道府県などを通じ、医療機関に患者が妊娠していないことや妊娠の可能性がないことを入念に
確認するよう求める事務連絡を出している。

ヨミドクター 2023年2月21日
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230221-OYT1T50192/