「太陽の塔」50分の1サイズを手で殴り壊す、会社員の男逮捕…岡本太郎さんの作品
2023/02/24 18:23 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230224-OYT1T50174/


愛知県美術館(名古屋市東区)に展示中の芸術家、岡本太郎さん作「太陽の塔」の50分の1サイズの作品を壊したとして、同県警は24日、名古屋市昭和区、会社員栗本篤史容疑者(46)を器物損壊の疑いで逮捕した。

発表によると、栗本容疑者は23日午後4時45分頃、同館で展示されていた「太陽の塔(1/50)」(高さ145センチ)を手で殴り、作品を損壊した疑い。栗本容疑者は観覧者として入場したとみられ、「覚えがない」と容疑を否認している。

同館によると、50分の1サイズの作品も岡本さん自身が1970年に制作しており、所蔵する「川崎市岡本太郎美術館」から借り受けて1月から開催中の企画展で展示していた。作品には全長3センチほどの傷が確認され、愛知県美術館は「修復に向けて検討している。このような事件は初めてで、大変に遺憾だ」と話した。