厚生労働省は27日、40~64歳の人が負担する介護保険料の推計が、2023年度は平均で1人当たり月6216円になると発表した。前年度から111円増加する見通し。高齢化の進行により、介護サービスの利用者が増加しており、過去最高の更新が続いている。制度を開始した00年度は月2075円で、3倍近く膨らんだ。

 金額は企業や公費による負担分を含む。健康保険組合などに加入している会社員らの保険料は、労使折半で給与水準が上がるほど支払う額が増える。国民健康保険に入っている自営業者らは公費で半分を負担する。

 40~64歳の保険料は毎年度改定。65歳以上は市区町村ごとに3年に1度見直す。

共同通信 10時56分
https://www.47news.jp/8993224.html