※3/2(木) 11:00配信
FRIDAY 

この国に希望はないのか――。

文部科学省の発表によると去年自殺した小中高校の生徒は512人で、過去最多になったことがわかった。さらに’21年度、全国の小中学校にいる不登校児童・生徒数は24万4940人で、こちらも過去最多となった。

自殺に関しては、19歳以下の自殺の理由で最も多いのは「学業不振」104人、「進路に関する悩み(入試以外)」84人、「入試に関する悩み」40人。高校生の自殺が352人で最も多い。

同時に発表されたのは、出生数が統計開始以来過去最少になり80万人を割ったということだ。これを受け岸田首相は

「発表された速報値で、出生数80万を切ったということを聞いています。過去最少であり、7年連続で減少しています。これは危機的な状況だと認識をしています」

と話した。

岸田首相は、異次元の少子化対策として“予算を倍増する”と啖呵を切ったものの、衆院予算委員会で野党から“どの部分を倍増するのか”と聞かれた際、岸田首相は

「数字ありきではない」
「まず政策の中身を整理する」

と繰り返し、“実質、何も答えていない”も同然の結果となった。

ユニセフが’20年に発表した「生活満足度が高い15歳の割合」と「15~19歳の自殺率」から算出した、子どもの『精神的幸福度』という指標では日本は先進国38ヵ国中37位。ワースト2位という結果に。

アジアで最も「豊かな国」だったはずの日本はなぜここまで疲弊しているのか――。

先日、財務省が発表した令和4年度の国民負担率(所得に対する公的負担の割合)が47.5%という数字が出た。’00年の時点では35.6%だったが、日本人は今や稼ぎの半分を“国に取られている”のだ。

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