若桜の観光事業団が労働局に質問状 助成金不正受給認定の根拠

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20230303/4040014455.html
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実際には働いている従業員を休んでいるように見せかけて、国の雇用調整助成金を
不正に受け取ったとして、鳥取労働局から、ペナルティー分を加えた9000万円あまりを
返還するよう求められている若桜町の外郭団体は、労働局に対して、
不正に受給したと認定した根拠の説明を求める質問状を送りました。

若桜町が100%出資し、町内でスキー場や宿泊施設などを運営する外郭団体「若桜町観光開発事業団」は、
令和2年度と3年度の2年間、新型コロナの影響を受けた企業などに支給される
「雇用調整助成金」を、およそ7800万円受け取っていました。

事業団によりますと鳥取労働局は、新型コロナの影響で休んでいることになっていた宿泊施設の従業員が、
予約の電話や食事の対応をしていたと指摘し、助成金を不正に受給したとして
ペナルティー分を加えたおよそ9300万円を、3日までに返還するよう求める通知を事業団に出していました。

これに対し事業団は「休んでいた従業員がたまたま仕事を手伝っただけで、
故意ではなく不正の認識はない」と主張していて、2日付けで労働局が不正と認定した
根拠を説明するよう求める質問状を送りました。
事業団では「認識が労働局と異なっている。話し合いによって解決したい」と話しています。

一方鳥取労働局は「今の段階ではコメントを差し控える」と話しています。

03/03 16:03