https://news.yahoo.co.jp/articles/3833c20410d6f6459f5a47a21f057c0ea792b326
 英国のヘンリー王子(38)が4日、今年1月に発売された回顧録「スペア」をPRするライブ配信イベントに出席し、医師で作家のガボール・マテ氏との対談で
「大麻が(問題を)全てを取り除き、リラックス、解放、快適さを与えてくれた」と話し、メンタルヘルスの役に立ったと明かした。

王子によると、気晴らしに始めた大麻だったが、
「フロントガラスをきれいにするように、人生のフィルターを取り除いてくれた」と話し、
過去のトラウマや痛みに対処することができ、人生を変えられたという。

「スペア」の中で17歳の時にコカインを使用した経験を明かすなどして物議を醸していた王子は、
「コカインは何の役にも立たなかった。大麻は違う。それは実際に私を本当に助けてくれた」とコメントし、違法薬物の使用についても言及した。
また、自身を「犠牲者のように感じているのか」との質問に対しては、「そうは思いませんし、同情を求めたこともありません」と否定。
「自分の話を共有できることに本当に感謝している。それが他の人の助けになることを望んでいる」と話した。

「喪失とともに生きることと個人的な癒やしの重要性」をテーマにトラウマや中毒、ストレス、小児期の発達に関する専門家として知られる
マテ氏との対談は90分間に及び、薬物使用やアフガニスタンでの軍務、トラウマについてなど幅広いトピックが取り上げられた。
一方で、父チャールズ国王から英国の邸宅フロッグモア・コテージからの退去を求められていることが明らかになって以降、初めてのメディア登場となったが、
この件に関して言及することはなかった。