※3/7(火) 20:02配信
FNNプライムオンライン

2022年4月、石川県金沢市のアパートで赤ちゃんと寝ていた女性が見ず知らずの女に包丁で刺された殺人未遂事件。この事件で逮捕・起訴された女の裁判員裁判が行われ、事件の全貌が明らかになった。

刺された女性は、女の不倫相手の妻だった。殺意を否認しているにもかかわらず保釈された女、それはその不倫相手の子を出産するためだった。

寝ていたら見ず知らずの女に包丁で刺され…裁判員裁判で全容が明らかに
黒いセーターと黒いズボン。全身黒一色で法廷に現れた被告の女。2022年4月、金沢市のアパートで赤ちゃんと寝ていた女性を包丁で刺して殺そうとしたとして殺人未遂と住居侵入の罪に問われ、2023年1月から金沢地方裁判所で裁判員裁判が始まった。

起訴内容について問われた被告の女は…

被告の女:
「被害者を殺害しようと考えて」というところと「殺意を持って」というところが違います。

と、小さな声で答え、殺すつもりはなかったと起訴内容の一部を否認した。

注目の動機について検察側は冒頭陳述で…

検察側:
被告と被害者の夫は同じ職場で働いていて、1年前から不倫関係にあった。被害者の夫から「妻以外の女性と結婚する気はない」と告げられ嫉妬に似た感情を抱いた。

事件の動機は、被害者の夫との不倫関係のもつれにあった事を明らかにした。その上で、事前に被害者の家の鍵を入手。犯行当日は両手にゴム手袋をはめ、刃渡り約18センチメートルの包丁を所持していた事を明らかにし、計画的な犯行だったと指摘した。

目を覚ますと黒い人影と腹に刺さった包丁が…
裁判では、被害者の女性が証言台に立ち、事件当時の様子を詳細に語った。

事件当日の夕方、女性は夜勤の夫を見送り、午後6時頃、赤ちゃんと入浴するために玄関の鍵を閉めた。午後7時頃、女性は2階の寝室で息子を寝かし付け、そのまま自分も寝てしまったという。そして次に目を覚ました時、感じたのは…

被害者の女性:
太ももの上に誰かが乗っている、右下腹部に細長い物差しのようなものを押し付けられている感覚

最初は夫が帰ってきて、いたずらしているのかなと思ったが右下腹部の違和感は足元へ移り、徐々に激しい痛みへと変わった。女性が見たのはオレンジ色の常夜灯の中に浮かぶ、自分に馬乗りになる黒い人影と自分の腹に刺さる包丁。

命の危険を感じた女性は…

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