※3/8(水) 12:10配信
ハフポスト日本版

上田清司・参議院議員の男性秘書によって、取材活動中に埼玉県内で性暴力を受けたとして、元記者の女性が3月8日、国に損害賠償を求める訴訟を起こした。

男性は上田議員の公設秘書だったが、この性暴力での書類送検後に自殺したという。裁判では、公設秘書による職務権限の濫用と、上田議員の指揮監督権限の不行使によって起きた性暴力だとして、国の賠償責任を問う。

提訴後に行った会見で原告側弁護団は「国会議員も公設秘書も憲法21条の取材・報道の自由を保障する立場にある」と指摘。その上で、国会議員に対しては「公設秘書を指揮監督する義務に反して報道の自由や女性の人権を侵害するのは言語道断」と話した。【小西和香、金春喜 / ハフポスト日本版】

情報提供を申し出、多量に飲酒させてわいせつな行為に及ぶ
原告側の弁護団や訴状によると、元記者の原告女性が性暴力被害にあったのは2020年3月。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され始めた時期だ。

3月24日、当時報道機関で政治担当の記者として埼玉県で勤務していた原告は、上田議員の後援会事務局長からの誘いで、地域でのコロナ対策について地方議員と情報交換をする場に参加した。

上田議員の公設秘書、後援会事務局長など6人が参加し、原告以外は全て男性。食事・飲酒しながら行われ、情報を得ようとしていた原告は何度も飲酒を勧められ、コース料理が終わる前ごろには眠くなって半分意識を失うような状態になったという。

終了後、公設秘書は後援会事務局長から「原告を頼む」などと依頼され、タクシーに同乗。原告が寝入ったところでわいせつ行為に及んだ。

原告はわいせつ行為から逃れるためにタクシーを下車したが、公設秘書も車を降り、再び原告に対してわいせつな行為をしたという。

また、3日後の3月27日、公設秘書は原告に、政党の分裂・再編に関する動きなどについて重要な情報を提供するとし、飲食店に呼び出した。そこで再び多量に飲酒させ、ホテルの部屋に入れ、原告が無抵抗の状態であることに乗じて強制的に性交したという。

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