半導体、メモリー不況鮮明 データ増も価格3割急落
技術革新も下げ圧力

記憶に必要な半導体メモリーの市況悪化に拍車がかかっている。韓国SKハイニックスなどメモリー大手各社は2022年10?12月期に相次ぎ赤字に転落した。スマートフォンの需要鈍化などで半導体在庫が積み上がり、価格の押し下げ圧力が続いている。右肩あがりにデータ量が増える中で半導体市場も安定成長を続けるとの見立てもあったが、周期的な市況の悪化を克服できずにいる。

メモリーの事業環境は急激に悪化している。韓...(以下有料版で,残り1901文字)

日本経済新聞 2023年3月10日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC081YR0Y3A200C2000000/