「インクルーシブ教育」根室市が小学校で推進へ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20230315/7000055983.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いのでご注意を

根室市は、障害の有無に関わらず子どもたちが同じ教室で学ぶ「インクルーシブ教育」を、
新年度から市内の小学校で推進していくことになりました。

「インクルーシブ教育」は、多様性を尊重しながら障害がある子どももない子どもも同じ教室で学ぶ教育方法で、
日本は去年9月、この教育を推進するよう国連から勧告を受けています。
根室市は、全校児童10人の花咲港小学校でこの「インクルーシブ教育」を新年度から推進していくことになりました。
障害の有無に関わらず同じ教室で学ぶほか、1年生と2年生を同じクラス、
また3年生から6年生を同じクラスとして、教育活動を行うということです。
これにより、個性や発達の違いを互いに受け入れたり、学年をこえて児童が助け合ったりすることが期待されるということです。
また、児童がみずから時間割を考えることで1人1人にあった形で主体的な学びを進めるということです。

根室市によりますと、こうした取り組みは道内の公立学校では珍しいということで、
希望があれば学区外の児童も受け入れるとしています。
根室市教育委員会の波岸克泰教育長は「先生の言うとおりに進めていく教育から抜け出し、
みんながお互いを尊重し合えることを大事にしていきたい」と話しています。

03/15 18:59