※2023.03.14 16:00  NEWSポストセブン

 横浜地裁は3月8日、保護責任者遺棄致死の罪に問われていた長澤麗奈被告(22)に、懲役3年6か月の判決を下した。2022年7月29日、当時2才の長女・姫梛(ひな)ちゃんと1才の長男・煌翔(こうが)ちゃんを2時間44分間にわたり車内に放置し熱中症で死亡させたこの事件では、求刑8年に対して3年6か月とかなり短い刑期となった。司法関係者が語る。

「2020年9月に高松で発生した2人の女児が車中に放置され亡くなった事件では、保護責任者遺棄致死の罪に問われた被告の母親に懲役6年の刑が確定しています。今回の長澤被告も同程度の判決が予想されていたのですが……」

 事件当日、2人の幼い子供を車中に残し、長澤被告が向かったのは交際相手のもとだった。捜査関係者が語る。

「2019年に子供たちの父親と結婚した長澤ですが、長男の煌翔くんが生まれて間もなく離婚しています。事件当時に交際していた男性とは、もともと高校時代に短期間交際していた仲だそうで、再び付き合うことになったのは7月に入ってから。交際を開始したばかりだったようです。事件の少し前に喧嘩をし、当日は仲直りのためにクッキーを焼いて持って行ったそうです。長澤としては、『お菓子を渡してすぐに帰るつもりだった』と裁判でも話していました。結局、男性に引き留められ、長澤も男性の自宅で寝てしまったため、悲劇が起こってしまったのです」

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