廃液漏れため池汚染 処分したニワトリ離れた場所に埋め直しへ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20230317/5050022358.html
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鳥インフルエンザで処分したニワトリを埋めた場所から廃液が漏れ出し、近くにあるため池が汚染された問題で、
県は17日住民説明会を開き、100メートルほど離れた場所に埋め直す方針を伝えました。
県は、今月末までに埋め直しを完了させるとしていましたが、今も着手しておらず、作業は大幅に遅れる見通しです。

出水市では、鳥インフルエンザで処分した900トン以上のニワトリなどを埋めた場所から、廃液が漏れ出し、
近くにある農業用のため池が汚染され、周辺の住民が悪臭や大量のハエの発生などの被害を訴えています。

この問題で県は17日住民説明会を開き、ニワトリを埋めた場所から東に100メートルほど離れた竹林に埋め直す方針を伝えました。
県は、竹を伐採した上で、4メートルの穴を掘って遮水シートなどを敷き埋め直すとしています。

一方、県はこれまで今月末までに埋め直しを完了させるとしていましたが、今も着手しておらず作業は大幅に遅れる見通しです。
これに対し、住民からはため池から水路に流れる水は米作りにも使うため、水質検査を行って
結果を公表してほしいといった要望や、米作りができない場合は補償すべきだといった意見が出されていました。

地区の自治会の餅井久雄会長は「埋め戻しがいつまでに終わるという約束や
米が作れない場合は農家に補償するなどきちんとした約束がほしい」と話していました。

03/17 18:49