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2023/03/21(火) 16:46:12.27ID:ZsgmNRHC9モデルナは今年1月、22カ国で60歳以上を対象に実施しているRSウイルスワクチンの臨床試験(治験)で有効性の主要な評価項目を達成したと発表。米食品医薬品局(FDA)が同月、審査を迅速に行うための「画期的治療薬」に指定した。今年前半に米国などで承認申請する予定で、鈴木氏は「日本でもいち早く承認を得て提供していきたい」と述べ、早期の申請を目指す意向を示した。呼吸器疾患を引き起こすRSウイルスは感染力が強く、乳幼児の生後1~2カ月で感染のピークとなる。基礎疾患のある高齢者も重症化しやすい。
現在、RSウイルス感染症を予防するワクチンはなく、世界で開発競争が進んでいる。国内では英グラクソ・スミスクライン(GSK)が昨年10月に60歳以上を対象としたワクチンについて、米ファイザーが今年2月に母子免疫のためのワクチンについて、それぞれ厚生労働省に承認申請した。
新型コロナウイルスワクチンは接種が普及して需要の縮小が予想され、ワクチンメーカー各社は戦略の再構築を迫られている。モデルナはがん治療にもmRNAワクチンを活用する方針を模索し、現在は悪性黒色腫(メラノーマ)で治験が進む。
鈴木氏は「mRNAワクチンは、自分の細胞がつくるタンパク質を生かして感染を防ぐ革新的な技術。今後もmRNAによる新薬を提供していきたい」と意欲を示した。
(抜粋)
https://www.sankei.com/article/20230320-EI4BSDZJSROD7BHOP7VDXT7TSA/