佐賀の生態系守ろうと 川や水路に生えた外来種の水草を除去

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20230322/5080014147.html
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佐賀の生態系を守ろうと、川や水路に生えた外来種の水草を取り除く作業が、22日、佐賀市で行われました。

これは佐賀市の環境保全団体「SATOMORI」が佐賀市と初めて行い、水ヶ江地区の多布施川に20人余りが集まりました。
取り除いたのは外来種の水草「コウガイセキショウモ」で、参加した人たち
はすねの辺りまで水につかりながら「ガンヅメ」というクワで根こそぎにしていました。

団体によりますと、この水草は原産国は不明で、数年前から市内の川や水路で見られるようになり、
水面を覆うように広がると、日本在来の植物や貝のほか、メダカなど数の少ない魚の生息に影響を及ぼすおそれがあるということです。
この水草は一部だけでも繁殖できてしまうため、作業にあたった人たちは除いた草が流れないように下流に網を張っていました。

企画した「SATOMORI」の中原正登さんは「魚の場合、コウガイセキショウモが繁茂すると
身動きが取れなくなって繁殖できなくなる。非常に深刻な状況だ」と話していました。

また佐賀市環境政策課の瀬戸真一郎主事は「川を清掃する際は、
切れ端を網で回収するなどして広がるのを防いでほしい」と話していました。

03/22 17:05